2024年4月26日にNETFLIXで配信されている伊坂幸太郎の「終末のフール」を原作とした韓国ドラマ「終末のフール」。当初、2023年公開予定でその年最大の期待作として、楽しみにされていた同作品でしたが出演俳優のユ・アインの薬物疑惑によって、公開が延期されていました。
しかし、ユ・アインの出演シーンをできる限りカット編集した上で4月26日に公開することが決定しました。
この記事では
- 「終末のフール」のあらすじ
- 「終末のフール」の登場人物、キャストの情報
- 「終末のフール」の見どころ
など、このドラマについての情報をすべてまとめています。
日本を代表とする作家の小説を韓国で実写化するというこの作品の情報が知りたいと言う方はぜひこの記事を最後まで読んでいただけると嬉しいです。
「終末のフール」の概要
タイトル | 終末のフール |
原題 | 종말의바보(終末の愚か者) |
ジャンル | SF |
脚本 | キム・ジンミン |
演出 | チョン・ソンジュ |
キャスト | アン・ウンジン、ユ・アイン、チョン・ソンウ、キム・ユネ |
放送局 | NETFLIX |
公開 | 2024年4月26日 |
話数 | 全12話 |
配信 | NETFLIX |
「終末のフール」はどんな話?
予告
あらすじ
地球と小惑星の衝突まで200日、
NETFLIX
目の前に予告された終末を控えて混乱に陥った世の中と
残りの時間を生きていく人々の話
原作について
原作は伊坂幸太郎の「終末のフール」。
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは? 今日を生きることの意味を知る物語。
この物語は、限りある生を人はどう生きていくのかをテーマとしたストーリーになっていて、終末を迎える人にとって何が幸福なのか、今生きていることの意味を知ることのできる作品となっています。
原作との違い
- 原作は小惑星衝突で地球滅亡をすることが8年前に発表され、残された3年間を描いているが、このドラマでは最後の200日が描かれています。
- 原作ではヒルズタウンのマンションに住む人々にスポットを当てた8エピソード方式になっていますが、このドラマでは韓国・熊川にある村を舞台にそこに住む人々について描かれています。
「終末のフール」の登場人物
登場人物
チン・セギョン(アン・ウンジン)
かつて中学校技術家庭教師だったが、小惑星事態勃発後、市役所児童青少年部でボランティアをしている人物。
危険に陥った子供たちを守るために人知れず孤軍奮闘する。
ハ・ユンサン(ユ・アイン)
生命工学研究所の研究員。 小惑星事態勃発後、安全な米国から危険地域である大韓民国に駆けつけ、長年の恋人であるチン·セギョンを守る。
ウ・ソンジェ(ジョン・ソンウ)
小惑星事態が発表された後、消えた主任神父に代わって一夜にして補佐神父になった人物。 さまざまな噂に混乱を募らせる、信徒たちの面倒を見る。
カン・イナ(キム・ユネ)
戦闘勤務支援大隊中隊長。 補給輸送と治安維持のため、廃墟となった熊川のあちこちを歩き回る。
「終末のフール」の見どころ
日本の小説を原作に、韓国の実力派スタッフが呼吸を合わせた期待作
このドラマは日本を代表する作家である伊坂幸太郎の小説「終末のフール」を原作とした作品です。
小惑星が落ちるまで、その終末をどう生きるかをテーマとした作品であり、SF要素が強く、また人間の本質を描くようなストーリーになっています。
この大きなテーマのある作品を、NETFLIX作品として大ヒットした「人間レッスン」「マイネーム:偽りの復讐」などダークな内容、そして人間の本質を優れた演出力で表現したキム・ジンミン監督、そして鋭い視点のストーリーが特徴の脚本家であるチョン・ソンジュ作家が手を組み、この物語を制作しています。
日本の作品を韓国で、韓国の実力派のスタッフがどのように描いていくのか、それだけでもとても期待が高まります。
原作は日本を舞台になっていますが、この作品はもちろん韓国を舞台としており、ポスターでも終末を前に韓国が混乱に陥っている姿が描かれていて、とても目をひくビジュアルになっています。
原作をどこまで踏襲するかはわかりませんが、どのようなストーリーになるのか、原作を知っている人も楽しめる作品であると思います。特に韓国のダークな物語好きな人は必見です。
「終末をどう生きるか」という大きなテーマ
作品名の通り「終末」というテーマのもと、小惑星が落ちるまで200日しか残されていない韓国で人々が混乱に陥りながら、様々な問題に直面する現実の中で人々がどのように過ごすのかをこの作品では描かれています。
同作についてキム・ジンミン監督は「完全に破壊された地球ではなくて、そんな世界が訪れる寸前の物語である。もしそんな日が来たら、人間はどのような本性を見せるのかを表現した」といい、脚本家のチョン・ソンジュは「小惑星の衝突という現実と同時に始まる暴動と略奪、内乱の惨状の中で生き残った生存者たちの物語」と話しており、終末の韓国社会がどのような状況に陥るのかというのをリアルに表現している作品であることがわかります。
私たちはこの作品を観ながら自分が同じ状況に陥ってたらどのような行動を取るのか、常に考えながらこの作品を観るとより楽しめると思います。
そして終末を知りながら、そしてそのような状況で人間の本性が剥き出しになり暴動が起きる、そんな中でも誰かのために、奮闘する登場人物に生きる希望を感じられる、希望や温かみを感じられる作品であると思います。
まとめ
以上、「終末のフール」についての基本情報 、あらすじ、登場人物、見どころなど最新情報をまとめた記事でした。