2025年10月11日から韓国のtvNより放送され、NETFLIXでも独占配信されているイ・ジュノ主演のドラマ「テプン商事」。このドラマは1997年当時の韓国の空気と情緒を完璧に再現され、ノスタルジーな雰囲気とイ・ジュノとキム・ミンハの青春物語が注目されている作品です。
この記事ではこのドラマの基本情報に加えて
- 「テプン商事」のあらすじ
- 「テプン商事」の登場人物、キャストの情報
- 「テプン商事」の見どころ
- 「テプン商事」のOST
など、このドラマについての情報をすべてまとめています。
「テプン商事」の概要

タイトル | テプン商事 |
原題 | 태풍상사(テプン商事) |
ジャンル | 時代劇、ヒューマン、オフィス、成長、家族、ロマンス |
脚本 | チャンヒョン |
演出 | イナジョン、キム・ドンフィ |
キャスト | イ・ジュノ、キム・ミンハ |
放送局 | tvN |
放送 | 2025年 10月11日~2025年 11月30日(予定) |
話数 | 全16話 |
配信 | NETFLIX、TVING |
「テプン商事」はどんな話?
予告
あらすじ
私はカン·テプン、崩れたのは時代ではありません。
tvN
体も心も財布も凍りついた1997年IMF。
職員も、お金も、売るものもない貿易会社の社長になってしまいました。
新米商社マン「カン·テプン」の孤軍奮闘成功記。
企画意図
本当に不思議な国です。
生まれて初めての疫病で世界中が大騒ぎになった時、マスクを必ずつけろと言われれば、「そんな窮屈なものをつけてどうやって生活するんだ」とイライラしながらも日付を確認して薬局の前に並んでマスクを買いに行って、そんなボール遊びの何がそんなに凄いのかと気乗りしなくても、ワールドカップの時になると、夜中でも、「ゴール~~~~」という声が町中に響いています。だけど考えてみると、私たちはいつもそうでした。 国に危機が訪れる度に、何も持たない民衆同士が互いに支え合って、手を取り合い、倒れないようにと耐えてきました。
tvN 公式ホームページ
万歳を叫び、お金を集めて、ろうそくを持ち、マスクをつけながら、私たちは自分と家族、そして国を守ってきました。 だから私は信じます。 これからもっと辛くて険しい試練が訪れることがあるかもしれませんが、一番平凡でまた一番特別な私たちがそれに打ち勝つことができるということを。 このドラマはその険しくて大きな波を共に乗り越えた人たちの物語です。
多くのメディアでIMF危機を取り上げていましたが、その多くは政治や経済などの大きな部分の観点から失敗や痛みなどを語っていたとするとここではちょっと異なる話をしてみようと思います。その時代の民衆が、一般の市民たちがどのようにその危機を乗り越えたのか、そしてその失敗と痛みをの乗り越えて立ち上がる過程を通して希望のメッセージを伝えていきます。
今辛い思いをしている誰かにあたたかい慰めと少しの勇気を与えられたらと思っています。ドラマの力はそういうものではないでしょうか。
「テプン商事」の登場人物
人物相関図

登場人物
カン・テプン(イ・ジュノ)ー男/26歳/テプン商事社長

「私たちが今しているこの小さな羽ばたきは、集まって風になるでしょう、海に出会ったら嵐になるでしょう。 そして結局、台風になって帰ってくるでしょう」
いつか、木に咲いた花を見て「くだらない」と愚痴をこぼすテプンに父は言ってくれました。 あの花々はただ綺麗になるために咲いたのではなく、実を結ぶために全力で戦っているのだと。 「テプンよ、だから花は咲いては散るのではなく、咲いては勝つんだ。 結局、実を結ぶから」その時からテプンは花が好きでした。 いや、かっこよかったです。 自分もあんなに美しく咲き、まっすぐに勝ち、ついに実を結びたかったのです。
でも、お父さんの会社に社員が増えるたびに。 テプンの背がぐんと伸びるたびに、不思議なことに二人の間は少しずつ離れていきました。 それでも明るいお母さんのおかげで家の中の温もりは暖かかったが、いつからかテプンとお父さんは話さない日がはるかに多くなりました。 それでもテプンは信じていました。 息子を情けないと思う父親に、やがて自分が実を結ぶ姿を見せることができると、自分の夢を堂々と認められる日が来るだろうと、しかし世の中のことはいつも期待とは逆に進むものです。 電気さえ切れた家と座り込む父の会社です。 彼が今できることは、ここに残っているものを守ることです。 そうしてテプンは決心します。 父が家族と同じくらい大切にしていたこの会社を守り抜くことに、花より人を信じることに、そして本当のテプン商事の社長になりますように。
ハンサムで、けんか上手で、暖かい心と責任感、挑戦精神に誠実さまで、でも気立てがよく、 人をよく信じ、心が弱く、 涙もろい、 父が恋しいテプンは、愛するだけです。 自分を、家族を、同僚を、そして人を。
名前:イ・ジュノ(준호)
出身地:韓国・京畿道
生年月日:1990年1月25日
所属事務所:O3Collective
デビュー:2PM
代表作:「告白」「キング・ザ・ランド」「セレブリティ」
Instagram: @le2jh
オ・ミソン(キム・ミンハ)ー女/24歳/テプン商事経理→営業マン

ミソンを表現すると、そうですね、この言葉がぴったりだと思います。 K-長女。 家族という荷物を小さな肩に乗せ、責任感と倹約で一丸となったその時代のありふれた暮らしの娘です。 ミソンが17歳、両親が事故で亡くなりました。 その日、ミソンはかなり良い成績であったのに、かっこいい外交官という夢も諦めました。 ミソンは卒業前に寮付きの京畿道のメモリー工場に就職しました。 辛い時は、弟たちを大学に行かせ、留学もさせるんだと、そのように自分自身を引き締めたのです。
その誠実さに気づいてくれたのがカン·ジニョン社長でした。 ミソンはテプン商事が好きでした。 コップの洗い物や掃除、領収書を貼るのが主な仕事でしたが、それでも仕事が楽しかったです。 机に座って帳簿を広げて送り状を整理するその時間、計算機を叩いて金額を合わせるその時間が彼女は本当に良い時間でした。 そして思いました。 もっと多くの仕事をしたい。 もっと有意義でやりがいのある仕事をしたい。
しかし、IMFはミソンの人生で大切なものを平気で持っていきました。 最後にテプンの上司さえ飲み込もうとしたとき、彼が現れました。 社長の息子というカン·テプン。 彼のはばかりのない行動と固い目つきは、なんとなく信じてみたくなる。 私にもできるんですよ、困難なんか突き抜けてしまったらそれだけなんですよ。 そのようにテプンはミソンに初めて「希望」を与えます。 ただ「女性職員」経理と呼ばれた彼女に「商社マン」という3文字を付けてあげます。
そしてミソンは次第に知るようになります。 キャリアウーマンは大学や名刺が作ってくれるものではなく、情熱や勇気、知恵が作ってくれるものだということを。 あ、それからもう一つ、ハンサムな男性は能力のある女性が占めるようになるということもです。
名前:キム・ミンハ(김민하)
出身地:韓国・ソウル
生年月日:1995年9月1日
所属事務所:Noon Company
デビュー作:2016年 ウェブドラマ「2人の女性 シーズン2」
代表作:「パチンコ」「照明店の客人たち」
MBTI:INFJ
Instagram: @minhakim__/
「テプン商事」の見どころ
リアルな時代背景
このドラマは1997年のアジア通貨危機、いわゆるIMF危機を背景にした“リアリティさ”が大きな見どころとなっています。
当時、IMFで韓国は急激な経済崩壊に見舞われ、数多くの企業が倒産し、失業率が急上昇しました。国民の誰もが「明日は自分の会社がなくなるかもしれない」という不安を抱えていました。このドラマは、そんな時代の空気を鮮やかに再現し、登場人物たちがどのように希望を失わずに生き抜こうとしたのかを描いています。
物語の中心となる「テプン商事」は、かつては勢いのあった会社でしたが、通貨危機によって資金が凍結され、取引先も離れ、崩壊寸前の状態にありました。主人公のカン・テプンが社長として引き継いだ時には、従業員も売る商品もほとんど残っていませんでした。しかし、そんな逆境の中で彼らは“会社を守ること”を諦めないず、社員たちは生活のために働くだけではなく、「仲間」「信頼」「誇り」という、人間としての本質的な価値を守ろうとする姿を見せてくれます。
このドラマのリアリティは、単なる時代再現にとどまりません。働くとは何か、経済の歯車の中で人はどこまで誠実に生きられるのか、という普遍的なテーマを問いかけます。韓国だけでなく、現代社会に生きる私たちにも通じる「生存と尊厳の物語」として深く心に響きます。
そしてセットデザインや衣装も1990年代の雰囲気を細やかに再現しており、当時の経済不安をリアルに感じさせる演出も注目です。
人間味あふれる成長ドラマ
このドラマは人間の成長と再生を描くヒューマンドラマでもあります。主人公のテプンの成長物語だ。彼は決して完璧なリーダーではありません。経験も浅く、判断を誤ることも多い。それでも「人を信じる力」「あきらめない勇気」を軸に、会社と仲間を導こうとします。
物語が進むにつれ、テプンは経営の難しさ、従業員の生活、家族との確執など、さまざまな現実に直面します。彼の決断が必ずしも正しいわけではないが、そのたびに悩み、苦しみ、学びながら少しずつ成長していく姿は、視聴者自身の人生にも重なリマス。特に、部下や仲間たちとの関係性の変化が秀逸で、初めは反発していた社員たちが、彼の誠意に触れて少しずつ心を開いていく過程に胸が打たれます。
また、経理担当のオ・ミソンとの関係も重要な注目ポイントです。冷静で現実的な彼女は、時にテプンの理想を厳しく批判し、時に支える存在となリマス。二人の間に芽生える信頼や葛藤は、恋愛というよりも「同志的な絆」として描かれ、互いを成長させていきます。社会や会社という厳しい環境の中で、理想と現実のはざまで揺れながらも前に進む人々の姿が、ドラマ全体に温かい人間味を与えています。
この作品は「成功」よりも「過程」に焦点を当てており、失敗や葛藤さえも人を成長させる糧として描いています。その誠実な姿勢が、多くの視聴者に「自分ももう少し頑張ってみよう」と思わせる力を持っています。
イ・ジュノの圧倒的な演技力
イ・ジュノの圧倒的な演技力も大きな見どころです。彼はこれまで『赤い袖先』や『キング・ザ・ランド』などで多彩なキャラクターを演じてきましたが、テプン商事ではその集大成とも言える“人間の複雑さ”を見事に体現しています。
ジュノが演じるカン・テプンは、強さと弱さを同時に抱えた人物です。表向きは冷静で責任感の強い社長だが、内面には不安や恐れ、過去のトラウマを抱えています。その二面性を、彼はわずかな表情の変化や目線、呼吸の間で表現しており、セリフに頼らない繊細な演技が光ります。
また、ジュノの演技は“言葉以上の説得力”を持っています。彼の一挙一動から伝わる「責任を背負う重さ」や「それでも前を向こうとする力」が、作品全体のトーンを支えています。多くの批評家が「イ・ジュノだからこそ成立した作品」と評するほど、彼の存在感は圧倒的です。
さらに、彼が見せる“静の演技”も魅力的です。感情を爆発させるのではなく、抑えながらも熱を感じさせる演技が、視聴者の想像力を引き出し、特にミソンとの会話シーンでは、微妙な間や視線の動きがキャラクターの関係性を深く表現しており、言葉の少ないロマンスとして高く評価されています。
イ・ジュノが演じるカン・テプンは、ヒーローではなく、迷いながらも誠実に生きるひとりの人間。その姿が、現代社会を生きるすべての人に勇気を与えます。『テプン商事』は、彼のキャリアの中でも特に成熟した演技が堪能できる、まさに代表作と呼ぶにふさわしい作品です。
「テプン商事」のOST
「永遠」ーキム・ミンハ
まとめ
以上、「テプン商事」についての基本情報 、あらすじ、登場人物、見どころ、OSTなど最新情報をまとめた記事でした。