【韓国ドラマ】「青い海の伝説」あらすじ・感想レビューまとめ

青い海の伝説 感想・レビュー

大人気韓流スター イ・ミンホ主演。
そして「愛の不時着」など数々の大ヒット作品を生み出した脚本家パク・ジウンが手がけた作品。

この作品は絶滅寸前の人魚が天才詐欺師に出会って、繰り広げられるファンタジーな恋の物語。

概要とあらすじ

タイトル青い海の伝説
脚本・制作パク・ジウン、チン・ヒョク
キャストイ・ミンホ、チョン・ジヒョン、イ・ヒジュン、シン・ウォンホ、ソン・ドンイル、イ・ジフン、シン・ヘソン
放送局SBS
韓国初回放送日2016年11月16日
話数全20話
配信NETFLIX、U-NEXT

あらすじ

1598年、激しい嵐で海岸に打ち上げられてしまった美しい人魚セファ(チョン・ジヒョン)は、近隣の村人に見つかり、この地の権力者で商人のヤンに捕まってしまう。ヤンは新しく赴任してきた県令のキム・タムリョン(イ・ミンホ)に取り入るため捕らえた人魚を見せるが、人魚を哀れに思ったタムリョンは、ヤンが行ってきた様々な不正行為を見逃してあげる代わりに人魚を自由にするよう命じ、人魚の命を救う。

時は流れ、現代のソウル。タムリョンはホ・ジュンジェ(イ・ミンホ)という詐欺師に生まれ変わり、詐欺仲間のナムドとテオと共に世界をまたにかけて詐欺を働いていた。そんなある日、スペインに滞在していたジュンジェはホテルの部屋で見知らぬ女性を発見。それは初めて陸に上がってきた人魚(チョン・ジヒョン)だった。ジュンジェは彼女を不審者と思い警察に引き渡すが、彼女がつけていた翡翠のブレスレットが高額の骨董品であることに気づき、警察署から彼女を救い出す。狙いの翡翠のブレスレットを手に入れるも、言葉も話せず、すぐ他人を信じてしまう純粋で無防備な彼女を放っておくことができず、一日だけ自分の宿に彼女を泊めることにした。しかし、ジュンジェにお金を奪われた韓国の権力者がスペインに送り込んだ男達に追いかけられ、二人は一緒に逃げ回る羽目に、そんな中、映画やドラマで人間の言葉を覚え会話ができるようになった彼女にジュンジェは”シムチョン”と名前をつけてあげる。そして固く閉ざしたはずのジュンジェの心が、シムチョンによって少しずつ開き始め、、、。<公式サイトから抜粋>。

主な登場人物

  • ホ・ジュンジェ(イ・ミンホ):27歳の天才詐欺師。人を騙す天才で騙すことに罪悪感がなく世界に飽き飽きしている。
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  • シムチョン(チョン・ジヒョン):
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  • テオ(シン・ウォンホ):25歳の天才イケメンハッカー。ジュンジェの詐欺仲間。
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  • チョ・ナムドウ(イ・ヒジュン):ジュンジェの詐欺仲間。
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  • マ・デヨン(ソン・ドンイル):ジュンジェと前世からの悪縁をもつ謎の人物。
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感想・レビュー

“人魚と人間の切なく美しいファンタジーロマンス”
誰もが憧れる定番のザ・ロマンスです。

そんな物語を韓国一の美男美女ともいえるイ・ミンホとチョン・ジヒョンが演じていて、ディズニー映画の実写版のように美しい二人でした。

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定番のラブロマンスではありますが、ストーリーはとてもオリジナルティのあるディズニーのお話とは別物です。

このドラマは韓国で古くから伝わる実話の説話集から実際に記録されている実在の人物キム・ダムリョンが漁師が捕えられた人魚を海に返してあげたという話をモチーフに新しく物語を創造して作られた作品です。

主人公の天才詐欺師ホン・ジュンジェ、そして謎の人魚シムチョンを中心に2人の前世が出会う1590年代と現代の2人が交互に描かれる形で物語が進んでいくのですが、前世を辿って現代の二人がどのような結末を辿るのか推測しながら見ていく形がとても面白かったです。

何よりも不思議だったことはおとぎ話の世界、つまり創造の話であるのにも関わらず全く違和感なく世界観に浸ることができたことです。

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ラブストーリーでありながら、サスペンスやアクション、コメディ要素も含まれていたりと色々な要素が含まれており、最後まで飽きずに物語の中に入り込んでしまいます。

そして最後には予想を裏切るような展開もあり、見るにつれて前世と現代の伏線が繋がっていって、最後の展開に繋がっていくとても見応えのある作品でした。

「青い海の伝説」の見どころ

イ・ミンホとチョン・ジヒョンの奇跡の共演

この作品のカップルを演じるのは、「花より男子」の道明寺役から大ヒットドラマに出演する韓国を代表する実力派イケメン俳優のイ・ミンホと、代表作「猟奇的な彼女」を始め、数々の作品に出演するこれまた韓国を代表する女優のチョン・ジヒョン。
この2人がタッグを組むというのもとても奇跡的なことで、本当にどこを切り取っても美しく絵になる2人です。

天才詐欺師という少しダークな役を演じるイ・ミンホはとても新鮮でしたがとても役に合っていて、シムチュンと接していき、どんどん人間らしく本来の優しく、男らしい姿になっていくジュンジェの変化を見事に演じていました。

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そして人魚シムチュンを演じたチョン・ジヒョンは人魚という特別な役柄でしたが、人間の世界に適応できない人魚の特別な仕草であったり動作の演技がとても上手で、何よりも人魚のように美しいです。

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そんな2人が並ぶと本当に絶世の美男美女で絵になります。

美しい映像と音楽

美しい主役2人のビジュアルと演技力のみならず、このドラマは場面場面がとても美しい描写になっていてファンタジーの世界を上手に表現されています。

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人魚の世界ということで海の中のシーンも多くありましたが、映画のような美しい映像で、世界観がうまく映されていて見ている私たちを物語の世界に引き込ませてくれます。

そして作中にあるOSTでは、2人の切ない恋心を表現した曲が流れ観ている人の涙を誘います。

ファンタジーチックな音楽が特徴的で、素敵な音楽がこのドラマをよりよく仕上げています。

前世と現代がリンクするストーリー

このドラマでは1590年に出会った前世の2人と現代の2人の物語が交互に描かれるのですが、前世の2人の出来事が現代にも起きてしまうのか、過去の2人の出来事から現代の2人が見えてくるストーリー展開に2人がどういう結末なのか、最後まで結末がわからない展開にハラハラドキドキします。

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2人以外の登場人物も過去とリンクしていて、2つの世界を通して周辺の人物が味方なのか、敵なのか分からず、終始緊張感が走ります。

そして後半になると様々な伏線が綺麗に繋がって、納得する展開に転がっていって終盤は興奮づくしでした。
ファンタジーの世界観に前世と現代をリンクした物語を組み合わせるのはとても複雑なストーリーだと思いますが、丁寧な物語になっていて何より脚本が素晴らしいと思いました。

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巧みな脚本によって最後まで視聴者を飽きさせない仕掛けが詰まったとても見応えのある作品です。

「青い海の伝説」OST